
『覇王の譜』ってどんな小説なんだろう?
と気になっている方へ。
この記事では、
を書いています。
『覇王の譜』の紹介
- 著者:橋本長道さん
- 出版:新潮文庫
では早速、小説『覇王の譜』を読んでみて思ったことをあまりネタバレはしないように書こうと思います。
参考になれば幸いです。
小説『覇王の譜』がおすすめな方
- 将棋が好きな方
- 強者に挑む展開が好きな方
- 努力が好きな方
小説『覇王の譜』のあらすじ
「お前は一流にはなれんよ」。七年間、C級2組から這い上がれない直江大に剛力英明王座はそう言い放つ。旧友との目も眩むような格差。だが、天才少年との邂逅、“孤剣”の異名を持つ師の特訓が、燻っていた直江を覚醒させる。彼の進む道の先には運命の対局が待ち受けていた。元奨励会会員、将棋を深く知る著者が青年棋士の成長と個性あふれる棋士群像を描く。魂震わす将棋エンターテインメント。
引用元:版元ドットコム
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小説『覇王の譜』の感想
私が小説『覇王の譜』を読んでみて印象に残ったことは、
- 将棋を指している光景が目に浮かぶ
- 人のつながり
- 努力で挑む!
の3つです。
将棋を指している光景が目に浮かぶ
読んでいて将棋を指している光景が目に浮かびました。
目の前にあるのは文章ですが、そこから将棋盤や駒、対局中の部屋の雰囲気が映像で見ているように伝わってきたんですよね。
もちろん将棋の戦法など、専門的な言葉も書かれているので理解に難しいところもありました。
将棋を知っている方はより楽しめると思いますし、将棋を知らなくても、対局の緊迫感などの雰囲気は何となくでも十分に感じ取ることができると思います。
私自身は小学生の頃に少し将棋をかじったことがあるのですが、自分が当時将棋をしていた光景が思い出されて懐かしい雰囲気を感じながら読んでいました。
そういったこともあって、読んでいる文章から将棋の雰囲気が伝わる作品だったように思います。
人のつながり
人のつながりが感じられた作品でした。
師匠やライバル、弟子、そして男女問わず、主人公と同じ将棋の棋士たちなどなど。
主人公と様々な登場人物達との関係を読んでいると現代までの長い間、将棋をいう伝統を脈々と次の世代へと繋いできた昔の人々のことを感じてすごく印象に残りました。
こういった次の世代に繋ぐというのは将棋だけの話ではないと思いますが、その時代ごとの文化や流れを吸収しながら変化して進化していることの凄さを感じた気がします。
いろいろな時代ごとの出来事や背景はあると思いますが、どうはいっても最後に決断して行動していくのは人であると思いますし、つながりがあるからこそ続いていくと感じた作品でした。
努力で挑む!
努力して将棋に挑んでいく主人公の姿も印象的でした。
師匠や弟子、ライバル、AIなど様々な力を借りて、プライドや複雑な心境を乗り越えて前に進もうとする姿。
将棋の世界というのはたくさんの棋士たちがいるなかで、ほんの一握りの人たちだけが頂点に立てる厳しい世界だと思います。
あらすじにも書いていますが、そんな棋士たちの世界で燻っている主人公が頂点に向かっていこうとする姿に読んでいて応援したくなるんですよね。
前に上にと進もうとする姿に、自分も努力しなければ!と改めて感じました。
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小説『覇王の譜』を読んだ感想のまとめ
今回の記事では、
- 小説『覇王の譜』がおすすめな方
- 小説『覇王の譜』のあらすじ
- 小説『覇王の譜』の感想
を書きました。
将棋と聞くと難しいというイメージを持っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
駒の動きを文章でイメージするのはすごく難しいですよね。
私自身も正直、「理解できるかな?」と不安でした。
読んでみて、全ては理解できなかったかもしれないですが、将棋の雰囲気は十分に伝わりましたし、将棋界の世界観も感じることができました。
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