
『ホワイトラビット』ってどんな小説なんだろう?
と気になっている方へ。
この記事では、
を書いています。
『ホワイトラビット』の紹介
- 著者:伊坂幸太郎さん
- 出版社:新潮社
では早速、小説『ホワイトラビット』を読んでみて思ったことをあまりネタバレはしないように書こうと思います。
参考になれば幸いです。
小説『ホワイトラビット』がおすすめな方
- 伏線がある作品が好きな方
- スピード感のある作品が好きな方
- 星座が好きな方
小説『ホワイトラビット』のあらすじ
兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!
引用元:新潮社
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小説『ホワイトラビット』の感想
私が小説『ホワイトラビット』を読んでみて印象に残ったことは、
- 泥棒グループの話が面白い
- 一味違った文章が新鮮に感じた
- 張り巡らされた伏線の数々
の3つです。
泥棒グループの話が面白い
物語の中に、泥棒グループが登場しました。
登場人物紹介でも書いていますが、黒澤という男もその一人です。
そして黒澤とグループの一人である今村という人物のやり取りが面白い。
どちらかといえば硬派な印象の黒澤と、お調子者でどこか抜けている今村。
今村のほうが立場的には下のようなんですが、やることなすことコントみたいなんですよね。
テキトーだし、「ちゃんと聞いてるの?」とツッコみたくなるような感じです。
一番面白かったのが「○○な説」というやり取りのところなんですけど、言いたいことがさっぱりわからないっていう(笑)
ここまでわかんないことある?っていうぐらい意味不明で、思わず吹き出して笑いました。
ところどころ登場してくる泥棒グループの描写が、物語のなかでいい意味で雰囲気を変えてくれていたように感じます。
一味違った文章が新鮮に感じた
文章の会話部分ではないところ(地の文)の書き方が一味違っていて新鮮でした。
というのも、小説って起きている出来事を補足するような文章が多いような気がしています。
しかし『ホワイトラビット』では少し先の展開を語るような様子で地の文が書かれていました。
具体的にどんな文章なのか?といわれると難しいですが、私の感覚では、真島ヒロさんが書かれている『エデンズゼロ』という漫画の序盤で、キャラクターが少し先の展開を語っていた描写に似ていたと思います。(わからない方はすみません!)
つまり作中でこれから起こるであろう出来事を、前もって簡単に書かれているということですね。
私もたくさんの小説を読んでいるわけではないので、先取りするような書き方が珍しいことなのかどうかはわかりませんが、新鮮に感じ一味違って面白いと思ったポイントでした。
張り巡らされた伏線の数々
伊坂幸太郎さんの作品といえば、やっぱり作中に張り巡らされた伏線が見どころだと思うんです。
というのも何作品かではありますが、私は伊坂さんの作品を読んでいます。
そして読むたびに伏線の回収や、練り上げられた展開に驚くばかりです。
複雑であったりするので、すべてを完璧に理解することが難しいときもありますが、点と点がどんどんつながっていく物語には毎回読み終わるとスッキリします。
この『ホワイトラビット』ではある地点でどういうこと?となりました。
ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、その地点からのスピード感というか、物語が一気に加速していく様子は最近読んだ本のなかでは圧倒的に気持ちよかったです。
文章を読んでいるわけですけど、それと同時に頭の中で何かが噛み合わさっていくような、何とも言えない感覚になりました。
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小説『ホワイトラビット』を読んだ感想のまとめ
今回の記事では、
- 小説『ホワイトラビット』がおすすめな方
- 小説『ホワイトラビット』のあらすじ
- 小説『ホワイトラビット』の感想
を書きました。
途中まですっかり騙されて、騙されていたとわかってからの展開、読んでいて気持ちよかった小説です。
後半はページをめくる手が止まらず一気読みしました。
読み始めたときは「なんか難しそう…」と思っていましたが、いつのまにか物語に入り込んでいたようです。
そして何となくですが、オリオン座を見る目が変わりそう(笑)
あと、個人的には「映像化したら面白いだろうな~」と思いました。
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