
『幸村を討て』ってどんな小説なんだろう?
と気になっている方へ。
この記事では、
を書いています。
『幸村を討て』の紹介
- 著者:今村翔吾さん
- 出版社:中央公論新社
今村翔吾さん直木賞受賞後、第一作目の作品です。
では早速、小説『幸村を討て』を読んでみて思ったことをあまりネタバレはしないように書こうと思います。
参考になれば幸いです。
小説『幸村を討て』がおすすめな方
- 歴史が好きな方
- 戦国時代が好きな方
- ミステリー作品が好きな方
小説『幸村を討て』のあらすじ
昌幸、信之、幸村の真田父子と、徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永らの思惑が交錯する大坂の陣――男たちの陰影が鮮やかに照らし出されるミステリアスな戦国万華鏡。
誰も知らない真田幸村
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七人の男たちが、口々に叫んだ――幸村を討て!
彼らには、討たなければならないそれぞれの理由が……。
引用元:版元ドットコム
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小説『幸村を討て』の感想
私が小説『幸村を討て』を読んでみて印象に残ったことは、
- 実際に読んでみると印象がかなり違っていた
- ミステリーのような物語
- 物語に厚みさ深みを感じた
の3つです。
実際に読んでみると印象がかなり違っていた
この作品は、読む前のイメージと実際に読んだ雰囲気がかなり違っていたのが印象的でした。
私が前情報を入れずに読んだせいも多々あるかもしれませんが、『真田幸村』という人物がどういう人物だったのか?みたいなことが、一つの物語として描かれていると思っていたんですよね。
というのも最近、今村翔吾さんが直木賞を受賞された『塞王の楯』という作品を読んだ後でしたし、個人的に真田幸村という武将が好きだったので楽しみにしていたんです。
しかし実際に読んでみると『大坂の陣』を中心としたストーリーで、さらにいろんな人物が登場してきて「あれ?これはどんな物語になるんだ?」と驚き。
なので実際に読んでみてかなり印象が変わったのが印象に残りました。
ミステリーのような物語
さらに驚いたのがミステリー作品のようなところがあったところです。
物語が進むにつれて、
- 『なぜ幸村はあのとき…』
- 『大坂の陣で一体何が起きていたのか?』
といった隠された部分が徐々に明かされていくところがありました。
歴史上の出来事自体はこの先どうなってしまうのか?という結果はわかっています。
しかし、もしかするとこんな事もあったのかな?という『もしも』を思いながら楽しめて、物語が進むにつれて徐々に様々な角度で明かされていく真相は読んでいて面白かったです。
物語に厚みさ深みを感じた
この作品は何人もの人物の視点で物語が進行していました。
しかしそのひとりひとりが、ただ幸村という人物との関わりを描くだけではなかったんですよね。
その人物自体が『大坂の陣に至るまでにどんな人生を歩んできたのか?』といったところまで描かれていて、すごく物語に厚みというか深みを感じました。
あらすじにもあるようにそれぞれが「幸村を討て」と言葉を発していていますが、それぞれの人物で言葉の意味の受け取り方というか感じ方が変わるんですよね。
いろんな思惑が絡み合った大坂の陣。
幸村だけではなく、いろんな人物が主人公の作品に感じました。
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小説『幸村を討て』を読んだ感想のまとめ
今回の記事では、
- 小説『幸村を討て』がおすすめな方
- 小説『幸村を討て』のあらすじ
- 小説『幸村を討て』の感想
を書きました。
読んでいてとにかく緊張感がすごかったのが最後の章。
今までの語られた物語と真相が、一体どんな結末を迎えるのか?と読んでいて目が離せなかったです。
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