
『祝祭と予感』ってどんな小説なんだろう?
と気になっている方の疑問について書きたいと思います。
この記事では、
を書いています。
『祝祭と予感』の紹介
- 著者:恩田陸さん
- 出版社:幻冬舎
『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ作品となっています。
では早速、小説『祝祭と予感』を読んでみて思ったことをあまりネタバレはしないように書こうと思います。
参考になれば幸いです。
小説『祝祭と予感』がおすすめな方
- 『蜜蜂と遠雷』を読んだ方
- 心温まる作品が好きな方
- 音楽を聴くのが好きな方
小説『祝祭と予感』のあらすじ
大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。
入賞者ツアーのはざまで亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノ恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。
芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。
作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけとなった忘れ得ぬ一人の教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。
ジュリアード音楽院に留学したマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。
楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏に天啓を伝える「鈴蘭と階段」。
ピアノの巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。
全6編。引用元:幻冬舎
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小説『祝祭と予感』の感想
私が小説『祝祭と予感』を読んでみて印象に残ったことは、
- 広がった『蜜蜂と遠雷』の世界観
- 縁を感じるそれぞれの物語
- 読んでいると気持ちがほっこりする
の3つです。
広がった『蜜蜂と遠雷』の世界観
『祝祭と予感』を読んだことで、より『蜜蜂と遠雷』の世界観が広がりました。
というのも『蜜蜂と遠雷』では主に4人のコンテスタントを中心に物語が展開されていましたが、『祝祭と予感』では、あらすじにもあるように4人の周りにいた人たちにスポットライトが当たっていてより広く深く物語を楽しめたんです。
個人的に『蜜蜂と遠雷』で気になっていたところがピンポイントで描かれていてビックリ(笑)
『蜜蜂と遠雷』を読み終わってすぐに読み始めたのですが、ホントに続きで読んで良かったなと思いました。
縁を感じるそれぞれの物語
それぞれの短編が『縁』というのをすごく感じる作品でした。
詳しく書いてしまうとネタバレになってしまいますが、偶然の出会いであったり、そのときに登場人物が感じたものだったりというのが大事に描かれているような気がしてすごく印象に残ったんですよね。
やっぱり現実でも、人や物との出会いってすごい偶然だったり、何となく目に入った直感みたいなものってあったりするじゃないですか?
そういったものに通ずるなにかを『祝祭と予感』では感じました。
読んでいると気持ちがほっこりする
あと読んでいると気持ちがほっこりするんです。
これは『蜜蜂と遠雷』でもそうでしたが、登場人物たちがみんな優しいんですよね。
『蜜蜂と遠雷』ではコンクールが舞台なのでギスギスしたり怒声が飛びそうな感じもしますけど全体的に温かい雰囲気を感じましたし、『祝祭と予感』でもすごく自然体だったり、いろんな形の温かさを感じました。
そして何となくですが、みんな登場人物たちが仲がいいんですよね。
なので読んでいてすごく気持ちがほっこりしたのが印象に残る作品でした。
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『蜜蜂と遠雷』を読んだ感想も記事にしているので、ぜひ読んでみていただけると嬉しいです。
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小説『祝祭と予感』を読んだ感想のまとめ
今回の記事では、
- 小説『祝祭と予感』がおすすめな方
- 小説『祝祭と予感』のあらすじ
- 小説『祝祭と予感』の感想
を書きました。
『祝祭と予感』を読み終わって、「もっと続きが読みたい!」と思ったのが正直な気持ちです。
まだまだ登場人物たちのその後を読みたいですし、どんなピアニストや演奏家になっていくのかが気になります。
『祝祭と予感』を読んでより一層その気持ちが強くなりました。
もしその後が描かれるのであればめちゃくちゃ嬉しいので、いつかその日が来るのを楽しみに待ちたいと思います。
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