『兇人邸の殺人』(今村昌弘さん)読んだ感想!【ネタバレ注意】

読書

『兇人邸の殺人』ってどんな小説なんだろう?

と気になっている方へ。

この記事では、

を書いています。

『兇人邸の殺人』の紹介

  • 著者:今村昌弘さん
  • 出版社:東京創元社

シリーズ累計100万部を発行している『屍人荘の殺人』、『魔眼の匣の殺人』に続くシリーズ第三弾の作品です。

では早速、小説『兇人邸の殺人』を読んでみて思ったことあまりネタバレはしないように書こうと思います。

参考になれば幸いです。

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小説『兇人邸の殺人』がおすすめな方

グッド

私の勝手な想像ですが、

  • ミステリーが好きな方
  • シリーズを通して読まれている方
  • 複雑なトリックのミステリー小説を読みたい方

このような方におすすめの小説ではないかと思います。

小説『兇人邸の殺人』のあらすじ

外が見える格子

“廃墟テーマパーク”にそびえる「兇人邸」。班目機関の研究資料を探し求めるグループとともに、深夜その奇怪な屋敷に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは、無慈悲な首斬り殺人鬼だった。逃げ惑う狂乱の一夜が明け、同行者が次々と首のない死体となって発見されるなか、比留子が行方不明に。さまざまな思惑を抱えた生存者たちは、この迷路のような屋敷から脱出の道を選べない。さらに別の殺人者がいる可能性が浮上し……。葉村は比留子を見つけ出し、ともに謎を解いて生き延びることができるのか?! 『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第三弾。

引用元:Books

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小説『兇人邸の殺人』の感想

敷物の上に置かれた虫眼鏡

私が小説『兇人邸の殺人』を読んでみて印象に残ったことは、

  • パニックもの、ホラーのような展開が怖かった
  • 複雑なトリックに半ばお手上げ
  • 首斬り殺人鬼に隠された秘密

の3つです。

パニックもの、ホラーのような展開が怖かった

序盤まるでパニックもの、ホラーのような展開がありました。

まず舞台が『廃墟テーマパーク』の時点でイメージが気味が悪いじゃないですよね?

私はお化け屋敷が苦手なので「最後まで読めるかな?」一瞬不安になりました。

廃墟で事件に巻き込まれ、さらに首斬り殺人鬼の登場って完全にホラー。

えんちょう
えんちょう

「あれ?ジャンルはミステリーだよね?」と勘違いしてしまうほど手に汗握る展開が印象的でした。

複雑なトリックに半ばお手上げ

起きる事件は殺人鬼による事件だけではありません。

『屍人荘の殺人』シリーズでは、主人公の周りで起きてしまう予期せぬ出来事にプラスして犯人が起こす別の事件が組み合わさることで物語が進行していくのが特徴です。

シリーズが続くごとにより一層トリックが複雑になっていっているように感じました。

正直、私は説明されないと予測、推理が出来ずわからない部分が多々あります(笑)

さらに『兇人邸の殺人』では建物の間取りがややこしくて冒頭に書かれている見取り図と頻繁に、にらめっこしていました。

えんちょう
えんちょう

しかし、難しい分すべてが説明されて解き明かされたときのスッキリ度はシリーズが続くにつれて増していってますね。

首斬り殺人鬼に隠された秘密

建物に潜む首斬り殺人鬼の存在が作品の一番のキモでもあります。

残虐でほとんど暴走と言えるほどの大暴れ。

そんな厄介な存在である、首斬り殺人鬼に隠された秘密が終盤明らかになった時には、それまで恐怖の目で見ていた印象が一変しました。

「こんなに悲しいことがあるのか…」と。

正直『屍人荘の殺人』シリーズを読んできたなかで一番複雑で悲しい気持ちで読み終わりました。

事件はスッキリするけど、それ以上の悲しみのような複雑な気持ち。

えんちょう
えんちょう

「もし殺人鬼を救えるのであれば続編で救ってあげてほしい」と願いたくなる秘密が首斬り殺人鬼にはありました。

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シリーズ第一弾の『屍人荘の殺人(しじんそうのさつじん)』、第二弾『魔眼の匣の殺人』読んでみた感想の記事も書いているので読んでもらえたらうれしいです。

第一弾『屍人荘の殺人』

第二弾『魔眼の匣の殺人』

この作品のほかにも、『2021年に読んだ小説』を一覧でご紹介しているので、ぜひ見てみてください。

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小説『兇人邸の殺人』を読んでみた感想のまとめ

今回の記事では、

  • 小説『兇人邸の殺人』がおすすめな方
  • 小説『兇人邸の殺人』のあらすじ
  • 小説『兇人邸の殺人』の感想

を書きました。

複雑なトリックや、登場人物の心境が絡み合う事件を解き明かしていくところは、もちろん面白いです。

しかし全体の印象では、恐怖から始まり、悲しみで終わるミステリー小説でした。

葉村と比留子の置かれえている状況も前作までの展開とは違っていましたし、三人の視点で進行していく文章の書き方も新鮮で面白かったですね。

まだ続きそうな終わり方だったので、続編が楽しみです。

気になっている方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

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