『AX(アックス)』(伊坂幸太郎さん)読んだ感想!【ネタバレ注意】

小説『AX』アイキャッチ読書

『AX(アックス)』ってどんな小説なんだろう?

と気になっている方へ。

この記事では、

を書いています。

『AX』の紹介

  • 著者:伊坂幸太郎さん
  • 出版:角川文庫

『グラスホッパー』、『マリアビートル』に続く、『殺し屋』シリーズ第三弾の作品です。

では早速、小説『AX』を読んでみて思ったことあまりネタバレはしないように書こうと思います。

参考になれば幸いです。

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小説『AX』がおすすめな方

グッド

私の勝手な想像ですが、

  • 伊坂幸太郎さんが好きな方
  • シリーズを読まれている方
  • 家族がいらっしゃる方

このような方におすすめの小説ではないかと思います。

小説『AX』のあらすじ

つないでいる手

最強の殺し屋は――恐妻家。

物騒な奴がまた現れた!
物語の新たな可能性を切り開く、エンタテインメント小説の最高峰!

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

引用元:版元ドットコム

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小説『AX』の感想

水面を見ている人の後ろ姿

私が小説『AX』を読んでみて印象に残ったことは、

  • これは家族の物語?
  • 前作までとはガラッと変わった雰囲気
  • 共感できる方も多いのでは?

の3つです。

これは家族の物語?

殺し屋がテーマのはずですが、読んでいると「これは家族の物語では?」と思ってくるストーリーでした。

たしかに内容は殺し屋の話なんですよ。

でも恐妻家であったり、家族の会話があったり、とにかく殺し屋の部分を除けば、普通の家族のシーンが多くて、不思議な感覚になってきたんです。

さらにネタバレになってはいけないので詳しくは書きませんが、途中から一層、家族の物語の雰囲気が強くなって、どこか感動してくるような展開に感じました。

なので、殺し屋がテーマのはずなのに、いつの間にか読んでいる心情が変化していた作品です。

前作までとはガラッと変わった雰囲気

上でも書いたことにも通じるのですが、前作までとはガラッと雰囲気が変わったと感じました。

前作までは、とにかく殺し屋たちの手に汗握る駆け引きが、描かれていましたが、この『AX』ではヒリヒリする要素を残しつつ変化していたように思います。

そして物語の視点も変わっていたのが印象的です。

いままでは登場している数人の殺し屋たちの視点が切り替わりながら一つの物語が描かれていましたが、今回は主に『兜』の視点で進行していたのも違っていたところでした。

なので、より心情とかに深みが出ていたというか、感情移入しやすく、兜という人物のことを知れた気がします。

共感できる方も多いのでは?

恐妻家の主人公ということで、「共感できる方も多いのでは?」と感じました。

というのも、ところどころに『どうしたら妻の機嫌を害わないか?』という兜の心情が描かれていたんです。

そこが『AX』の面白いところで、共感してしまうところだと思うんですよね。

「そこまで奥さんにビビる?」と読みながら思ってしまうんですけど、そこがリアルというか、物語に入り込めるポイントなんだと思いました。

実際にここまで奥さんに思うのかはわかりませんが、思わず共感してしまう方も多いのでは?と感じたところです。

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シリーズ第一弾の『グラスホッパー』、第二弾『マリアビートル』の読んでみた感想の記事も書いているので読んでもらえたらうれしいです。

  • 第一弾『グラスホッパー』の感想
  • 第二弾『マリアビートル』の感想

この作品のほかにも2021年に読んだ小説を一覧で紹介しているのでぜひ見てみてください。

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小説『AX』を読んだ感想のまとめ

今回の記事では、

  • 小説『AX』がおすすめな方
  • 小説『AX』の紹介とあらすじ、主な登場人物
  • 小説『AX』の感想

を書きました。

殺し屋だけど家族が居て、そして兜の様々な心の葛藤が描かれていたのが印象的な作品です。

三作品を読んでみて、

  • 『グラスホッパー』では怖く
  • 『マリアビートル』ではハラハラドキドキ
  • 『AX』はジーンとくる

と、それぞれ違ったカラーの作品で、「振り幅がすごいシリーズだなあ」と思いました。

もし出るのであれば第四弾が楽しみです。

気になっている方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

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