
『グラスホッパー』ってどんな小説なんだろう?
と気になっている方へ。
この記事では、
を書いています。
『グラスホッパー』の紹介
- 著者:伊坂幸太郎さん
- 出版:角川文庫
『殺し屋』シリーズの一作品目です。
では早速、小説『グラスホッパー』を読んでみて思ったことをあまりネタバレはしないように書こうと思います。
参考になれば幸いです。
小説『グラスホッパー』がおすすめな方
- ダークな雰囲気の作品が好きな方
- 伊坂幸太郎さんが好きな方
- じっくりと本を読みたい方
小説『グラスホッパー』のあらすじ
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、
妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。
一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに──。「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
引用元:KADOKAWA
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小説『グラスホッパー』の感想
私が小説『グラスホッパー』を読んでみて印象に残ったことは、
- 三者三様の視点で描かれる物語
- ところどころで書かれている心に響く言葉
- 思ったよりダークな作品だった
の3つです。
三者三様の視点で描かれる物語
物語は『押し屋』という人物を巡って、
- 鈴木
- 鯨
- 蝉
という三者三様の視点で描かれていました。
三人とも性格も違うし、置かれている立場も違っていて、それぞれの『押し屋』に対する思惑が、物語が進むにつれて繋がっていくのが印象的です。
最初は全然違う状況の三人が、『なぜ押し屋に関わっていくのか』というところ。
さらにそこに様々な要素が加わって複雑になっていきながらも、物語が進むにつれて伏線が回収されていくのは読んでいて気持ちよかったです。
ところどころで書かれている心に響く言葉
殺し屋がテーマで描かれていることで、全体的に重たい雰囲気ではありますが、ところどころで書かれている心に響く言葉が印象的でした。
というのも多分、全体の雰囲気が重いからこそ、より一層印象的になったんだと思います。
ネタバレになってしまうのであまり詳しくは書きませんが、
- 鈴木
- 鯨
- 蝉
それぞれに心に問いかける言葉をいう人物がいるんです。
その人物たちが語り掛ける言葉が、救いの言葉というか道を示すかのような言葉で、読んでいるこちらにも心に響いてきます。
なので、ダークな雰囲気なのにところどころの言葉のおかげで、光が差すような何とも言えない不思議な感覚になったのが印象的でした。
思ったよりダークな作品だった
『グラスホッパー』は、読む前のイメージよりはダークな展開でした。
もう少し「エンタメ要素が散りばめられているのかな?」と思っていましたが、生々しい描写や、気持ちが重くなるようなところもあったので、「もしかすると苦手な方もいるかも」と思いながら読んでいたんです。
上でも書きましたが、そんなダークな雰囲気のなかでも、心に響いてくる言葉のおかげで私自身は最後まで読むことができたかもしれません。
ダークでありながら心に響く言葉の数々。
なんともいえない不思議な読後感でした。
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また続編の、
- 第二弾『マリアビートル』
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小説『グラスホッパー』を読んだ感想のまとめ
今回の記事では、
- 小説『グラスホッパー』がおすすめな方
- 小説『グラスホッパー』のあらすじ
- 小説『グラスホッパー』の感想
を書きました。
ダークな雰囲気でありながらも、
- 心の響く言葉
- 伏線が繋がっていく気持ちよさ
など、読みごたえがあった作品です。
気になっている方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
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