
『先祖探偵』ってどんな小説なんだろう?
と気になっている方へ。
この記事では、
を書いています。
『先祖探偵』の紹介
- 著者:新川帆立さん
- 出版:角川春樹事務所
では早速、小説『先祖探偵』を読んでみて思ったことをあまりネタバレはしないように書こうと思います。
参考になれば幸いです。
小説『先祖探偵』がおすすめな方
- 家系図に興味がある方
- 旅をするのが好きな人
- 読みやすい作品を読みたい方
小説『先祖探偵』のあらすじ
「あなたのご先祖様を調査いたします」
風子は、母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてきた。
東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所をひらいている。
「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりかもしれないので、調べて」など様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。
宮崎、岩手、沖縄……調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、マイペースで仕事をしている風子。
いつか、自らの母を探したいと思いながら――引用元:版元ドットコム
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小説『先祖探偵』の感想
私が小説『先祖探偵』を読んでみて印象に残ったことは、
- 戸籍の勉強になった
- 自分も全国を巡っている気持ちになる
- 連作短編で読みやすい
の3つです。
戸籍の勉強になった
戸籍がテーマの作品ということで勉強にもなりました。
一言に戸籍と言っても様々な仕組みであったり、決まりがあったりと普段意識して接することがないことなので、私自身ほぼなんとなくで何も知らないといっていいほどの知識しかありません。
なので作中で戸籍に関する知識が書かれるたびに「戸籍って複雑なんだ」や、「初めて知った!」みたいなことがしょっちゅうで新鮮で勉強になりましたし、知ったからこそ戸籍がきちんとしていないと怖いんだなと感じる一面も。
なので物語を通して人の一生にかかわる大事な戸籍について勉強になりました。
自分も全国を巡っている気持ちになる
読んでいて主人公の『風子』が戸籍の調査をするために全国各地に足を運ぶのですが、自分も一緒に足を運んでいる気持ちになりました。
なんといいますか、調査が依頼者のご先祖様のゆかりのある土地の近所の方に聞き取りしたり、その土地の資料館に行ったりするのですが、それだけではなくて各地の特色だったり、グルメも描かれているんですよね。
それがなんとも地道な調査で、エピソードごとの様々な調査なのですが、エピソードによっては旅行の延長線のように感じることも。
もちろん危険を伴う調査も描かれていたりして全てにそう感じるわけではないのですが、自分もその土地土地に足を運んでいるような気持ちになりました。
連作短編で読みやすい
5つの短編からなっている連作短編なので、読みやすかったです。
私のなかでは新川帆立さんの作品は読みやすい印象なので、連作短編だとより一層読みやすさを感じるのではと思いました。
ひとつひとつのエピソードは、一応1話完結になっていて、その全体の話のなかで、もう風子自身の謎が少しづつ進行しているという形になっています。
なので少し時間がるときに1話だけ読むといった読み方ができて良かったです。
なかなかじっくり小説を読む時間がとれない方でも読みやすい作品ではないでしょうか。
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小説『先祖探偵』を読んだ感想のまとめ
今回の記事では、
- 小説『先祖探偵』がおすすめな方
- 小説『先祖探偵』のあらすじ
- 小説『先祖探偵』の感想
を書きました。
この作品を読んで改めて自分も代々ご先祖様が命を繋いでくれて今を生きているんだという気持ちになりました。
気になっている方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
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