2022年に読んだ小説『22作品』をご紹介!【随時追加】※2023/2/13更新

2022年に読んだ小説一覧アイキャッチ読書

面白そうな小説ないかなあ~?

と思っている方へ。

この記事では、私が2022年に読んだ小説『22作品』の、

  • おすすめの方
  • 作品の紹介

を一覧で紹介しています。

それぞれの作品を読んだ感想を書いた記事もありますので、気になった作品の記事を読んでいただければと思います。

紹介する作品は小説を読んだら随時追加していく予定です。

参考になれば幸いです。

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2022年に私が読んだ小説『22作品』のご紹介

並べられた本

1.『ペッパーズ・ゴースト』

\おすすめの方/

  • 伊坂幸太郎さんの作品が好きな方
  • ニーチェが好き、興味を持っている方
  • 色んな要素が繋がっていく作品が読みたい方

\作品の紹介/

  • 著者:伊坂幸太郎さん
  • 出版社:朝日新聞出版

新作長編小説としては『クジラアタマの王様』以来、二年三ヶ月ぶり、そして伊坂幸太郎さん作家生活二十周年超の集大成の小説です。

伏線や登場人物の魅力など、伊坂さんの作品の面白い要素が詰め込まれていました。

まさか!と思わず声が出てしまった物語の繋がり方をしていてビックリしたポイントもあり、終始伊坂さんワールドに入り込んで読んでいた作品です。

2.『黒牢城』

\おすすめの方/

  • 歴史が好きな方
  • ミステリーが好きな方
  • 心理描写が描かれている作品が読みたい方

\作品の紹介/

  • 著者:米澤穂信さん
  • 出版社:角川書店

2021年の数々のミステリー賞を受賞されている作品。

歴史上実際にあった有岡城の戦いを舞台に物語が描かれていて、荒木村重と黒田官兵衛のやり取りは、異様な雰囲気を醸し出していて引き込まれました。

実際の出来事に『どのようにミステリー要素が組み合わさっているのか』気になって読みましたが、ただ事件が描かれていただけではなく、村重の籠城戦最中の心理描写も印象的に描かれていて色んな意味で圧のような怖さみたいなものや驚きを感じた作品です。

3.『蜜蜂と遠雷』上巻・下巻

  • 上巻
  • 下巻

\おすすめの方/

  • ピアノが好きな方
  • 心温まる作品が好きな方
  • 音楽を聴くのが好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:恩田陸さん
  • 出版社:幻冬舎

第156回直木賞、第14回本屋大賞を受賞されていて、映画化もされている作品。

ピアノコンクールを舞台に主に4人のコンテスタントたちの物語が描かれていて、読んでいてピアノの音が聴こえてきて、文章で書かれている風景が目に浮かびながら読んでいました。

コンクールに挑むための努力や葛藤が描かれていて感情移入。

実際にピアノのコンサートに足を運び、演奏を聴きたくなる作品でした。

4.『祝祭と予感』

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\おすすめの方/

  • 『蜜蜂と遠雷』を読んだ方
  • 心温まる作品が好きな方
  • 音楽を聴くのが好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:恩田陸さん
  • 出版社:幻冬舎

『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編集。

『祝祭と予感』を読んで『蜜蜂と遠雷』の世界観がぐっと広がった気がしました。

『蜜蜂と遠雷』では描かれていなかったコンテスタントたちのエピソードや、周りの人物たちのエピソード。

偶然の出会い、いわゆる『縁』を強く感じた作品でした。

5.『もしも徳川家康が総理大臣になったら』

\おすすめの方/

  • 歴史が好きな方
  • ビジネスマンの方

\作品の紹介/

  • 著者:眞邊明人さん
  • 出版社:サンマーク出版

日本の歴史上のオールスターといっても過言ではない偉人たちによる内閣でコロナ禍の日本を舞台に描かれている物語。

『ビジネス小説』ということで、仕事や考え方で役立つと思われる偉人たちの言葉の数々があり、ビジネス書のようでもありますし、それでいて楽しめる小説でした。

『隠された謎』というミステリーのようなエンタメ要素もありで偉人たちの手腕を楽しみながら読んでいた作品です。

6.『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』

\おすすめの方/

  • 特許について興味がある方
  • VTuberが好きな方
  • 新鮮に感じる小説が読みたい方

\作品の紹介/

  • 著者:南原詠さん
  • 出版社:宝島社

第20回『このミステリーがすごい!』大賞で『大賞』を受賞された作品です。

特許問題を専門とする弁理士の女性主人公が活躍。

  • 『特許』
  • 『VTuber』

と私の中では未知の領域でしたが、その分新鮮に感じて楽しんで読むことができた作品です。

専門用語など難しく感じるところもありましたが、説明もあり、読みやすい作品に感じました。

7.『紅蓮館の殺人』

\おすすめの方/

  • 密室事件が好きな方
  • ミステリーが好きな方
  • 謎が多い作品が好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:阿津川辰海さん
  • 出版社:講談社

山火事に遭遇して何とか山中の館にたどり着いたのに、その館で事件が起こってしまうという一種の極限の密室状態が発生。

外は山火事で逃げ場がない、何とか館から脱出しなければいけないけど中では事件

探偵と元探偵のやりとりや、「どれだけあるんだろう?」と思うぐらいに次々と解き明かされていく真相が読みごたえがあって面白かったです。

8.『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』

\おすすめの方/

  • クローズドサークルが好きな方
  • 色んなトリックを楽しみたい方
  • 読みやすいミステリーをお探しの方

\作品の紹介/

  • 著者:鴨崎暖炉さん
  • 出版社:宝島社

2022年第20回『このミステリーがすごい!』大賞で『文庫グランプリ』を受賞された作品。

一つの作品の中に『六つの密室トリック』が描かれている密室事件の詰め合わせのようで、すごくお得感があった作品でした。

ミステリーながらクスッと笑える登場人物たちのやり取りで、全体的に暗い雰囲気は少ない印象。

トリックも解説の図があったり、理解しやすい文章だったので読みやすかったです。

六つも密室が描かれていると「途中で飽きてしまうかも?」という不安もありましたが、逆に「次はどんな密室トリックなんだろう!」と楽しみになって読んでいました。

9.『塞王の楯』

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\おすすめの方/

  • 歴史が好きな方
  • お城が好きな方
  • 普段あまり時代小説を読まない方

\作品の紹介/

  • 著者:今村翔吾さん
  • 出版社:集英社

第166回直木賞を受賞された作品。

守る石垣を積む穴太衆の職人と攻める鉄砲を作る職人の信念のぶつかりあいに痺れました。

立場の違う二人の職人ですが、根本で抱いている信念は同じでそこがまた複雑。

終盤の戦の場面の一丸となって石垣を積む姿は胸アツです!

10.『硝子の塔の殺人』

\おすすめの方/

  • ミステリー小説が好きな方
  • 普段あまりミステリー小説を読まない方
  • 伏線が散りばめられた作品が好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:知念実希人さん
  • 出版社:実業之日本社

『2022年本屋大賞』にノミネートされている作品。

作中たくさん、

  • ミステリー作家
  • ミステリー小説
  • ミステリーの歩み

などが書かれていて、ミステリー小説が好きな方はもちろん、普段あまり読まないという方でも楽しめる小説だと思います。

物語も二転三転する結末の読めない展開で最後まで目が離せず、しっかりミステリーを楽しめました。

11.『同志少女よ、敵を撃て』

\おすすめの方/

  • 成長物語が好きな方
  • リアルな描写の作品が好きな方
  • チームで行動する作品が好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:逢坂冬馬さん
  • 出版社:早川書房

逢坂冬馬さんのデビュー作品で、

  • 第11回アガサ・クリスティー賞
  • 2022年本屋大賞

などを受賞されています。

2022年初頭からの世の中の情勢のこともあり、いろいろ考えさせられる作品を読んだと思ったのが読み終わったときの正直な感想です。

しかし読んでいる物語自体は主人公たちの成長や、物語がどんな結末を迎えるのかも気になる展開。

私自身は、いつのまにか物語の雰囲気に巻き込まれていて、普段小説を読む時よりは時間はかかりましたが最後まで読み切ることができました。

ただ物語の舞台が舞台なので生々しい表現が苦手な方は注意が必要かもしれません。

12.『幸村を討て』

\おすすめの方/

  • 歴史が好きな方
  • 戦国時代が好きな方
  • ミステリー作品が好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:今村翔吾さん
  • 出版社:中央公論新社

今村翔吾さん直木賞受賞後、第一作目の作品です。

戦国最後の大戦、『大坂の陣』豊臣軍で活躍した『真田幸村』という人物を中心に描かれる物語。

様々な人物の視点から描かれているのですが、

  • それぞれの人物の大坂の陣に至るまでにどのような人生を歩んできたのか?
  • 大坂の陣での真田幸村との関わり

が描かれていて、真田幸村だけではなく、いろんな人物が主人公の作品に感じました。

語られる物語と真相が、『一体どんな結末を迎えるのか?』読んでいて目が離せなかったです。

13.『剣持麗子のワンナイト推理』

\おすすめの方/

  • シリーズを通して読まれている方
  • 女性が活躍する作品が好きな方
  • 読みやすい作品を読みたい方

\作品の紹介/

  • 者:新川帆立さん
  • 出版社:宝島社

『元彼の遺言状』シリーズ第三弾の作品で、連作短編集となっていて、時系列では第一弾『元彼の遺言状』と第二弾『倒産続きの彼女』の間の出来事が描かれています。

五つの短編で構成されていましたが、どれも違った雰囲気の短編で、スッキリとした気持ちになる作品もあれば、せつない気持ちになる作品もあって、それぞれでいろんな気持ちになりながら読んでいた作品だったように思います。

14.『マスカレード・ゲーム』

\おすすめの方/

  • 『マスカレードシリーズ』の映画を鑑賞された方
  • ホテルが好きな人
  • 接客が好きな人

\作品の紹介/

  • 著者:東野圭吾さん
  • 出版社:集英社
  1. 『マスカレード・ホテル』
  2. 『マスカレード・イブ』
  3. 『マスカレード・ナイト』

に続くシリーズ第四弾の作品です。

個人的にこのシリーズは事件だけではなくて、

  • ホテルマンに扮した新田
  • ホテルマンの山岸

と、ホテルを利用客とのやり取り魅力だと感じていますが、今作では今までのシリーズより事件にフォーカスされていたような気がします。

そのぶん、事件の背景関係する人達の心理描写が濃く描かれているように思いました。

最後、「このシリーズどうなっちゃうの⁇」気になる終わり方だったのが気になって仕方ないです。

15.『深夜0時の司書見習い』

\おすすめの方/

  • ファンタジーが好きな方
  • 本が好きな方
  • 冒険物語が好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:近江泉美さん
  • メディアワークス文庫

主人公アンの成長や、図書屋敷で待ち受ける数々の謎

本を読んだり、図書館に行ったりすることが好きな人は楽しめる作品だと感じます。

また、冒険といいますかファンタジーな作品なので、学生の方でも楽しんで読めるのではないかと思いました。

16.『マイクロスパイ・アンサンブル』

\おすすめの方/

  • 猪苗代湖に行ったことがある方
  • 最近元気がない方
  • ヒューマンドラマが好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:伊坂幸太郎さん
  • 出版:幻冬舎

福島県の猪苗代湖で行われている『オハラ☆ブレイク』という音楽フェスで、来場者に配られていた連作短編が、一冊にまとめられて出版された作品。

会社員の男とスパイ。

二人の世界の関わりや、こころに響く言葉、数々の偶然。

さらに、それぞれの登場人物たちが、年を重ねていくうちに変化していく様子リアルタイム感があって面白かったです。

17.『競争の番人』

\おすすめの方/

  • 勧善懲悪が好きな方
  • 半沢直樹が好きな方
  • 起業されている方

\作品の紹介/

  • 著者:新川帆立さん
  • 出版:講談社

2022年に『月9』でドラマ化された作品。

『公正取引委員会』という題材としては珍しい作品ではないかと思いますし、実際生活している中で目にすることや耳にすることは少ない職業だと思います。

そんな職業の活躍がこの作品を通して楽しめて、どんな仕事をされているのかを知れて良かったです。

この作品にご興味がある方はや、文章で楽しむのが苦手な方は、ドラマで楽しむのもいかがでしょうか?

続編も刊行されるみたいなので、そちらも楽しみで読んで楽しみたいと思っています。

18.『ガソリン生活』

\おすすめの方/

  • 車が好きな方
  • ミステリーが好きな方
  • ワイドショーが好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:伊坂幸太郎さん
  • 出版:朝日新聞出版

車目線で描かれている物語が新鮮。

物語がどんな結末を迎えるのか、想像できない展開だったように感じます。

作中、何種類もの車の車種が登場するので、車が好きな方は「物語とダブルで楽しめるのではないかな」と思いました。

19.『invert(インヴァート)城塚翡翠倒叙集』

\おすすめの方/

  • ミステリーが好きな方
  • アッと驚く展開が好きな方
  • スカッと騙されたい方

\作品の紹介/

  • 著者:相沢沙呼さん
  • 出版:講談社

様々なミステリ賞を『5冠』受賞している『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編。

恐ろしいと感じるほどの翡翠の探偵ぶりと、「どういうこと!?」と驚かされる展開で、前作に負けず劣らずの非常に面白い作品でした。

続編『invert Ⅱ 覗き窓の死角』も発売されるようなので、そちらも読むのが楽しみです。

20.『ハヤブサ消防団』

\おすすめの方/

  • ミステリーが好きな方
  • 田舎暮らしに興味がある方
  • 池井戸潤さんの作品は難しそうと思っている方

\作品の紹介/

  • 著者:池井戸潤さん
  • 出版:集英社

池井戸さんの銀行や企業がテーマとは一味違った作品で、難しい言葉もそんなに出てこなかったので読みやすかったです。

田舎の町の放火事件が、ただの放火事件では終わらないところも、どんな結末になるのか気になって読みごたえがありました。

21.『覇王の譜』

\おすすめの方/

  • 将棋が好きな方
  • 強者に挑む展開が好きな方
  • 努力が好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:橋本長道さん
  • 出版:新潮文庫

将棋と聞くと難しいというイメージを持っている方もいらっしゃるのではないかと思います。

私自身も正直、「理解できるかな?」と不安でした。

読んでみて、全ては理解できなかったかもしれないですが、将棋の雰囲気は十分に伝わりましたし、将棋界の世界観も感じることができました。

22.『方舟』

\おすすめの方/

  • どんでん返しが好きな方
  • 衝撃がある作品が好きな方
  • ミステリーが好きな方

\作品の紹介/

  • 著者:夕木春央さん
  • 出版:講談社

2022年に読んだ作品の中で一番の衝撃でした。

本当に純粋にどんでん返しを楽しんでいただきたいと思った作品です。

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2022年に私が読んだ小説『22作品』のまとめ

今回の記事では、私が2022年に読んだ小説『22作品』の、

  • おすすめの方
  • 作品の紹介

を一覧で紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

読んでいただいた方に一冊でも「この作品は面白そうだなあ~」と思っていただけたのであれば嬉しいです。

読んだ小説は随時追加していく予定にしているので楽しみにしていただければと思います。

また2021年に読んだ小説を一覧で紹介しているのでぜひ見てみてください。

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プロフィール
この記事を書いた人
えんちょう

2020年からブログをスタート。
このブログでは野菜作り・小説の感想など自由気ままに書いています。
週末は畑で野菜作り。
趣味は読書(小説と漫画をよく読みます)。
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よろしくお願いします。

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