
『面白そうな小説ないかなあ~?』
と思っている方へ。
この記事では、私が2021年に読んだ小説『20作品』の、
- おすすめの方
- 作品の紹介
を一覧で紹介しています。
それぞれの作品を読んだ感想を書いた記事もありますので、気になった作品の記事を読んでいただければと思います。
紹介する作品は小説を読んだら随時追加していく予定です。
参考になれば幸いです。
- 【2021年】私が読んだ小説『20作品』
- 【2021年】に私が読んだ小説『20作品』のまとめ
【2021年】私が読んだ小説『20作品』
1.『半沢直樹 アルルカンと道化師』
おすすめの方
- 半沢直樹シリーズが好きな方
- 半沢直樹シリーズをこれから読んでみようかな?と思っている方
- ミステリーが好きな方
作品の紹介
- 著者:池井戸潤さん
- 出版社:講談社
半沢直樹シリーズ第五弾で、第一弾『半沢直樹1「オレたちバブル入行組」』の前日譚。
銀行と企業の話だけではなく、絵にまつわる謎を紐解くミステリーのようなところもある小説。
一味違った半沢直樹です。
2.『元彼の遺言状』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- 相続って話が難しそうだな…と思っている方
- 活躍する女性が好きな方
作品の紹介
- 著者:新川帆立さん
- 出版社:宝島社
第19回『このミステリーがすごい!』大賞で【大賞】を受賞した作品。
前代未聞の遺言状を残した元カレ。
そして変わった遺産相続騒動に巻き込まれる、めっちゃ気が強い主人公の女弁護士。
遺産相続と聞くと難しそうですが、読みやすい文章でした。
3.『かがみの孤城(文庫版)』上巻・下巻
- 上巻
- 下巻
おすすめの方
- 伏線・謎がある作品が好きな方
- 感動する作品を読みたい方
- 学生の方
作品の紹介
- 著者:辻村深月さん
- 出版社:ポプラ社
2018年『本屋大賞』受賞作品で、2021年3月に文庫版、上巻・下巻が発売。
ある日、鏡の世界に入り込んでしまった不登校の女の子『こころ』。
子供たちのリアルな心理描写と、散りばめられた謎は読みごたえたっぷりの小説でした。
4.『紙鑑定士の事件ファイル模型の家の殺人』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- 紙、ジオラマが好きな方
- 謎解きが好きな方
作品の紹介
- 著者:歌田年さん
- 出版社:宝島社
第18回『このミステリーがすごい!』大賞で【大賞】を受賞した作品。
ジオラマに隠された謎を、紙鑑定士の男と伝説のプラモデラーが解き明かしていく物語。
紙とジオラマの知識がたっぷり詰まって、読み終わると物知りになったような気分になりました。
5.『逆ソクラテス』
おすすめの方
- 伊坂幸太郎さんの作品が好きな方
- 短編集が好きな方
- 人付き合いで悩んだりする方
作品の紹介
- 著者:伊坂幸太郎さん
- 出版社:集英社
2021年本屋大賞で『第4位』の作品。
小学生が主人公で『先入観』がテーマの5つの短編集。
私は『逆ソクラテス』で書かれていたことを実際の生活に取り入れてみました。
すると人間関係の悩みや、考え方が少しかもしれませんが、楽になったような気がします。
6.『魔眼の匣の殺人』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- 前作『屍人荘の殺人』を読まれた方
- 一味違うミステリーが読みたい方
作品の紹介
- 著者:今村昌弘さん
- 出版社:東京創元社
『屍人荘の殺人(しじんそうのさつじん』の続編でシリーズ第二弾の作品。
密室×預言・予知という、現実離れした組み合わせのミステリー。
的中すると言われている予言、緊迫の状態のなかで起こる事件。
最後の最後まで目が離せませんでした。
7.『甘美なる誘拐』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- バディものが好きな方
- 騙し合いが好きな方
作品の紹介
- 著者:平居紀一さん
- 出版社:宝島社
第19回『このミステリーがすごい!』大賞で【文庫グランプリ】を受賞した作品。
ヤクザ、自動車部品屋、宗教団体という3つの視点で書かれている物語。
騙し合いに、登場人物の心理描写と駆け引き。
どういう結末になるのか読めない展開に、一気読みしてしまいました。
8.『兇人邸の殺人』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- シリーズを通して読まれている方
- 複雑なトリックのミステリー小説を読みたい方
作品の紹介
- 著者:今村昌弘さん
- 出版社:東京創元社
シリーズ累計100万部を発行している『屍人荘の殺人』、『魔眼の匣の殺人』に続くシリーズ第三弾の作品。
密室×殺人鬼×事件という極限状態で進行していく物語。
シリーズ三作品のなかでは、一番手に汗握る展開でした。
読み終わった後の、何とも言えない悲しさのようなものが印象に残っています。
9.『ルビンの壺が割れた』
おすすめの方
- どんでん返しが好きな方
- 小説を読むのが苦手な方
- 一味違う小説が読みたい方
作品の紹介
- 著者:宿野かほるさん
- 出版社:新潮社
終始男女の会話形式で進行する物語。
何気ない会話かと思っていたら、突然やってきた予想外の展開!
ページをめくる手が止まらず、就寝前に読んでいましたが続きが気になって一気読み。
とにかく最後の一文のインパクトが強すぎて印象に残りまくってます。
200ページないので読みやすかったです。
10.『マスカレード・ナイト』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- シリーズを通して読まれている方
- 『マスカレード・ホテル』でハマった方
作品の紹介
- 著者:東野圭吾さん
- 出版社:集英社
『マスカレード』シリーズ第三弾の作品。
刑事の新田がホテルマンに扮して潜入捜査し、事件を解決しようとする物語。
登場人物ほぼ全員が怪しく、犯人の可能性があるので、読むときに油断できないです。
ちなみに私は、しっかり東野圭吾さんの掌の上で踊らされました(笑)
11.『ホワイトラビット』
おすすめの方
- 伏線がある作品が好きな方
- スピード感のある作品が好きな方
- 星座が好きな方
作品の紹介
- 著者:伊坂幸太郎さん
- 出版社:新潮社
『白兎事件』という一つの事件の驚きの真相とは。
立てこもり犯、警察特殊部隊、泥棒という異なる視点で描かれる『白兎事件』。
張り巡らされた伏線の数々が、一気に繋がって動き出す物語のスピード感が気持ちいい小説でした。
12.『透明な螺旋』
おすすめの方
- ガリレオシリーズを読まれている方
- ガリレオシリーズをまだ読んだことがない方
- 人間ドラマが描かれている作品が好きな方
作品の紹介
- 著者:東野圭吾さん
- 出版社:文藝春秋
ガリレオシリーズ最新作で第十弾の作品。
そして明かされる湯川の隠された真実とは。
ガリレオといえば科学を使ったミステリーのイメージですが、『透明な螺旋』では、人間ドラマのほうに重きが置かれているように感じました。
人とのつながりが描かれていて、読み終わった後はしばらく余韻が残った小説です。
13.『medium(メディウム)霊媒探偵城塚翡翠』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- アッと驚く展開が好きな方
- スカッと騙されたい方
作品の紹介
- 著者:相沢沙呼さん
- 出版社:講談社文庫
ミステリ賞『5冠』を受賞されている作品。
何を書いてもネタバレになってしまうのでは?と思いますが、推理作家の香月と、霊媒の能力を持つ城塚翡翠が協力して事件を解決していく作品です。
証拠にならない霊視の力をいかに論理的に考え証拠にしていくかを組み立てていくところが面白いところでした。
そして待ち受ける驚きの展開。
最後まで目が離せない小説です。
14.『グラスホッパー』
おすすめの方
- ダークな雰囲気の作品が好きな方
- 伊坂幸太郎さんが好きな方
- じっくりと本を読みたい方
作品の紹介
- 著者:伊坂幸太郎さん
- 出版:角川文庫
伊坂幸太郎さんによる『殺し屋』シリーズの一作目。
殺し屋のことがテーマで書かれているので全体的にダークな雰囲気ではありますが、ところどころ光が差すような心に響く言葉の数々。
伏線が繋がっていく様子は気持ちがいいですし、読み終わった後は独特の雰囲気の余韻がある作品でした。
そして昆虫のたとえが印象的です。
15.『民王 シベリアの陰謀』
おすすめの方
- 思わず笑ってしまうような作品が読みたい方
- 池井戸潤さんが好きな方
- リーダーシップに惹かれる方
作品の紹介
- 著者:池井戸潤さん
- 出版:角川書店
池井戸潤さん『民王』の続編。
謎のウイルスの感染の広がり、緊急事態宣言など、コロナ禍の世の中と重なるストーリー。
一見重たいテーマですが、コメディとエンタメ要素が強いので、面白く読める作品です。
個性豊かな登場人物たちのやり取りに、思わず笑ってしまいます(笑)
16.『マリアビートル』
おすすめの方
- ヒリヒリした作品が好きな方
- 伊坂幸太郎さんが好きな方
- 機関車トーマスが好きな方
作品の紹介
- 著者:伊坂幸太郎さん
- 出版:角川文庫
伊坂幸太郎さんの『殺し屋』シリーズ第二弾の作品。
東京から盛岡へ向かう東北新幹線の車両内という、わずか数時間の間の出来事が書かれています。
殺し屋たちの思惑と、車両内で起こっている出来事にヒリヒリして、なかなかのページ数でしたが、読む手が止まりませんでした。
物語はとても面白かったですが、読み終わってすぐの感想は、「こんなに新幹線には絶対乗りたくない!」でした(笑)
17.『倒産続きの彼女』
おすすめの方
- ミステリーが好きな方
- 『元彼の遺言状』を読んだ方
- 女性が活躍する作品が好きな方
作品の紹介
- 著者:新川帆立さん
- 出版:宝島社
第19回『このミステリーがすごい!』大賞で【大賞】を受賞した、『元彼の遺言状』の続編です。
まさか続編が出るとは思っていなかったので、驚きました。
前作は前代未聞の遺言状でしたが、今作は就職する企業が必ず倒産するという女性を巡る物語。
ミステリーでよくある、連続殺人ではなく、連続殺法人という表現が面白いと思いました。
女性目線で描かれている部分が多い印象だったので、女性の方は、共感やあるあるを感じながら読める作品ではないでしょうか?
18.『むき出し』
おすすめの方
- 自伝のようなストーリーが好きな方
- 成長物語が好きな方
- 『EXIT』が好きな方
作品の紹介
- 著者:兼近大樹さん
- 出版:文藝春秋
お笑いコンビ『EXIT』の兼近大樹さんの初小説です。
たまたまネットで、小説を書かれたというのをお見掛けして、気になったので読んでみました。
兼近さんといえば『チャラ男』のネタの印象が強いですが、どこかで番組でコメントしているのを見かけてギャップに驚いたのもあり、どんな小説を書かれたのだろう?と思ったのも読んでみた理由です。
物語は、石山というお笑い芸人が歩んできた道のりが描かれていた、自伝のような作品でした。
リアルな心理描写と出来事に、「フィクションなのか?それともノンフィクションなのか?」と思いながら読んだ小説です。
19.『AX(アックス)』
おすすめの方
- 伊坂幸太郎さんが好きな方
- シリーズを読まれている方
- 家族がいらっしゃる方
作品の紹介
- 著者:伊坂幸太郎さん
- 出版:角川文庫
『グラスホッパー』、『マリアビートル』に続く、伊坂幸太郎さんの『殺し屋』シリーズ第三弾の作品です。
凄腕の殺し屋だけど、家では恐妻家の『兜』が主人公。
前作までとはガラッと雰囲気が変わって、殺し屋の物語だけど、家族の物語でもあったように思います。
そして、『グラスホッパー』や、『マリアビートル』とは違って、主に兜の視点で描かれていたので、兜の心情に共感したり、人物像が深く知れたところも、シリーズではちょっと違うポイントで楽しめました。
20.『六人の嘘つきな大学生』
おすすめの方
- 就活生の方
- 就活を体験された方
- 伏線がある作品が好きな方
作品の紹介
- 著者:浅倉秋成さん
- 出版:角川書店
成長著しい企業の新卒採用に臨む六人の大学生の物語。
二転三転する状況と、あちこちに張り巡らされた伏線が繋がっていく展開は面白いの一言です。
途中何度も前のページを見返し、理解しながら読んでいったので正直物語についていくのに必死なところも・・・。
しかし読み終わった後は「読み切ったー!」という新鮮な達成感が味わえました。
そして改めて就活の大変さを感じた作品です。
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【2021年】に私が読んだ小説『20作品』のまとめ
今回の記事では、私が2021年に読んだ小説『20作品』の、
- おすすめの方
- 作品の紹介
を一覧で紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
読んでいただいた方に一冊でも「この作品は面白そうだなあ~」と思っていただけたのであれば嬉しいです。
また、2022年に読んだ小説を一覧で紹介しているのでぜひ見てみてください。
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