
『魔眼の匣の殺人』ってどんな小説なんだろう?
と気になっている方へ。
この記事では、
『魔眼の匣の殺人』の紹介
- 著者:今村昌弘さん
- 出版社:東京創元社
『屍人荘の殺人』の続編でシリーズ第二弾の作品です。
では早速、小説『魔眼の匣の殺人』を読んでみて思ったことをあまりネタバレはしないように書こうと思います。
参考になれば幸いです。
小説『魔眼の匣の殺人』がおすすめな方
- ミステリーが好きな方
- 前作『屍人荘の殺人』を読まれた方
- 一味違うミステリーが読みたい方
小説『魔眼の匣の殺人』のあらすじ
その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。
引用元:Books
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『魔眼の匣の殺人』の感想
私が小説『魔眼の匣の殺人』を読んでみて印象に残ったことは、
- 預言×事件×密室
- 予想外の被害者
- 衝撃の結末
の3つです。
預言×事件×密室
見どころは、
- 預言
- 事件
- 密室
の組み合わせです。
「二日間で四人死ぬ」予言が加わることによって事件と、トリックが複雑化しています。
さらに、密室で逃れることができない状態が発生する極限のパニック状態。
ただ事件が起きただけなら、
- 犯人
- 動機
- トリック
を考えるだけですが、未来でまだ事件が続くことが分かっているので、次に狙われるのはあの人じゃないか?と先のことを考えながらの行動になります。
登場人物たちも恐怖を感じているのが読んでいて伝わりました。

事件だけでなく心理描写という面も含めて預言×事件×密室という組み合わせは面白かったです。
予想外の被害者
物語の中盤に残念ながら被害者になってしまった登場人物がいます。
私は「えっ、嘘だろ?」とショックを受けました。
この人物は被害者にはならないだろうと思っていたからです。
なぜなら、物語に大きく関わっている人物だと思っていました。
主人公たちもショックを受け、辛さや、覚悟が伝わってきて、印象に残ったポイントです。

ここから物語の雰囲気が変わったように感じます。
衝撃の結末
物語の結末には衝撃を受けました。
魔眼の匣の殺人は事件の全貌が明かされることだけが真相だけではないんです。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、こっちのほうが私は衝撃でした。
だいたい事件ものって解決してしまえば「スキッと解決!」という感じになりますよね。
しかしまだ何かありそうな感じでおかしかったんです。
伏線は書かれていましたが全く気付かず、明かされたときには鳥肌が立ちました。

それぐらい衝撃的で印象に残った結末です。
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シリーズ第一弾の『屍人荘の殺人』、第三弾『兇人邸の殺人』の読んでみた記事も書いているので読んでみてもらえたらうれしいです。
- 第一弾『屍人荘の殺人』
- 第三弾『兇人邸の殺人』
この作品のほかにも、『2021年に読んだ小説』を一覧で紹介しているので、ぜひ見てみてください。
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小説『魔眼の匣の殺人』を読んだ感想のまとめ
今回の記事では、
- 小説『魔眼の匣の殺人』がおすすめな方
- 小説『魔眼の匣の殺人』のあらすじ
- 小説『魔眼の匣の殺人』の感想
を書きました。
なんといっても、預言と事件、密室が組み合わさる先が見えているけど展開が読めない小説です。
2021年7月29日には、シリーズ三弾の『兇人邸の殺人』も発売されるので楽しみにしています。
気になっている方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
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